[番外編]Xbox360の「『Jump In』大縄跳び編」、米国版ACCコンクールで大賞を受賞

Game Daily Bizによると、Xbox360の「『Jump In』大縄跳び編」は、米国広告連盟(AAF)主催のADDY賞で大賞を受賞しました。

内容は、ダウンタウンでアスレートばりのひとたちが様々な技を使いつつ大縄跳びに挑み、最後に『Jump In』というキャッチコピーが現れるというもの。

お国や世代は違えど、総じて『元気のいいハード』のCMはインパクトが強いと感じられるのは気のせいでしょうか?


参照URL
Game Daily
http://biz.gamedaily.com/industry/feature/?id=12949

MacCann-Erickson Agency-Jump In 大縄跳び編を制作したエージェンシー
http://www.mccann.com/

[経営戦略]ナインシティ、3500万ドルで『Hell Gate London』の中国運営代理権獲得

 『WoW』人気で事実上、MMOPRG産業のトップにのし上がったナインシティだが、『WoW』とほぼ同等の戦略で、今度は『Hell Gate London』の中国運営代理権を獲得した。『W0W』まではいかないものもの今回の契約金は3500万ドル。うち、ライセンス料金として支払われるのが500万ドルで、3年の契約中にロイヤリティとして最低でも支払われる金額が3000万ドルであるという。ナインシティと組めばおいしい、というメッセージをあらためて世界各国に見せつけた感じだ。現在同社が運営代理を果たすゲームは『WOW』、『Hellgate』の他に『ギルド・ウォー』『Sun』ならびに『グラナド・エスパダ』がある。


http://www.the9.com/

[政治動向]盛大のネットワークエンタテインメント戦略に暗雲?

 HPと提携し、EZPOD搭載バージョンのPC発売まで展開するなど、家庭用ネットワークエンタテインメントの展開で序々に前進を進める盛大ネットワークですが、思わぬ障害が立ちはだかりつつあるようです−中国行政機関です。

複数のニュースサイトに中国広播電影電視総局(以下、広電局)がEZPODは『(デバイスに)隠された形態のIPTV』であると名指して指摘。大手ブロードバンドサービスプロバイダーにEZシリーズをサポートしないようにと訴えたとの旨が報じられています。広電局からのIPTV許可証なしでのストリーミング配信が禁止されていることを受けての発言だと思われますが、主張を額面どおり受けるべきか否かについては微妙と言えば微妙です。

ただ、いままで盛大ネットワークは様々な局面において事前に行政側と折り合いをつけてきたのは確か。そのような意味ではこのような複雑な状況がニュースとして報道される事自体、以前とは若干違った現況を示しているとも受け取れます。広電局は以前からの付き合いがある文化部や、新聞出版総署とは確かに違った側面を多々持っていることでしょう。

今後、如何なる形でビジネスモデル、または行政側との”調整”がされるのか注目されるところです。

【参照URL】
 http://news.ccidnet.com/art/3285/20060424/522415_1.html
 
 http://www.cctv.cn/default.shtml

[企業動向]ナインシティ、NCソフトから『ギルド・ウォー』の運営代理権獲得

 NCソフトとSina.comの提携が解消されてほどなく、ナインシティがNCソフトのMMOPRG『ギルド・ウォー』の中国での運営代理権を獲得したと発表しました。同社が運営する『WoW』は依然として堅調なうえ、今後も『グラナド・エスパダ』の運営も控えています。自ら『精品戦略(高品質コンテンツ戦略)』と名づけていますが、たしかに、確実に優れたオンラインゲームが同社に集まりつつあると言えるでしょう。

http://www.the9.com/

[企業動向]盛大ネットワーク、Gamebryoゲームエンジンで有名なEmergent Technologiesと提携

 Game Dailyによると盛大ネットワークは3月9日、Gamebryoゲームエンジンなどで著名なEmergent Technologiesと提携することを発表した。盛大ネットワークは今後開発を進める『マルチゲーム、マルチプラットホーム』の開発のためにEmergentの技術提携を受ける。今後EZ Stationなどの開発が決定している盛大ネットワークですが、『Elder's Scrolls IV Oblivion』などの開発で使用されPS3Xbox360にも対応している同社の技術を使うことでEZ Stationが一体どの程度のグラフィックレンダリング能力があるのか、気になります。今後の動向に注目です。

【参照URL】
http://biz.gamedaily.com/industry/news/?id=12080

【Emergent Technology】
http://www.emergent.net/index.php?source=about-us

[政治動向]人民代表「バーチャルアイテムの現金取引禁止」の提案

 全国人民代表である周洪宇氏が全国”両会”すなわち、全国人民代表大会及び全国政協委員会にて、今後、中国の国力を増強する提案のひとつして、「バーチャル財の現金取引禁止のためのオンラインゲーム法の立法に関する提案」を準備したと報じられています。人民網によればこれらの提言はすべて周氏、個人としての意見ということですが、全国人民代表のひとりがこのような舞台で既述の提案をしたことは意義深いです。 
 同氏は、華中師範大学教育学院で教授として教鞭をとられ、過去に全国”両会で提案した内容は[農村における義務教育教育費の免除に関する提言]、[反職業軽視法]などがあります。また、[B型肝炎感染者権利保護法]などの提案も行なっています。一般的に教育方針や弱者に関する方針に関する提案を複数行なっているのが氏の特徴です。今回、「バーチャルアイテムの現金取引禁止に関する提案」をした理由として、周氏は「バーチャル財取引が急成長している」、「オンラインゲームにおいて青少年がゲームプレイを「職業」として行なっている点」などを上げています。氏の考えはこれらは実業ではに、とのことです。
 今後、この提案がどのように受け入れられるかによりますが、いずれにしても以前から法整備が必要と言われ続けていた内容だけに今後の動向が気になります。

【参照URL】
http://tech.sina.com.cn/i/2006-03-02/1223855873.shtml

http://www.people.com.cn/GB/32306/54155/57487/4158865.html

http://www.people.com.cn/GB/32306/54155/57487/4158865.html

[企業動向 株式会社ダイスのCCOサイトウアキヒロ氏のインタビュー、Neteaseのホームページ上に掲載

 先日、Gaiaxと株式会社ダイス、リヴィールラボなどが新ゲームポータルサイト『ムポー』にて複数のオンラインゲームサービスを提供する旨が発表されましたが、そのうちの一ゲームである『天晴!カラクリボーリング』のゲームデザインについて、株式会社ダイスCOO、サイトウヒロアキ氏がインタビューに答えています。サイトウ氏は中国でオンラインゲームが立ち上がったばかりの2001年1月に、ゲームデザインに関する講座を香港で開催されたゲーム展示会iDEA2001とともに開催されたGtec2001で行なっており、中国への取り組みは非常に積極的でした。今回、日本よりも詳しく同ゲームについて中国でフィーチャーされていることが非常に興味深いです。今後の動向が期待されます。

【参考URL】
http://game.163.com/game2002/editor/060224/060224_587429(1).html