[政治動向]盛大のネットワークエンタテインメント戦略に暗雲?

 HPと提携し、EZPOD搭載バージョンのPC発売まで展開するなど、家庭用ネットワークエンタテインメントの展開で序々に前進を進める盛大ネットワークですが、思わぬ障害が立ちはだかりつつあるようです−中国行政機関です。

複数のニュースサイトに中国広播電影電視総局(以下、広電局)がEZPODは『(デバイスに)隠された形態のIPTV』であると名指して指摘。大手ブロードバンドサービスプロバイダーにEZシリーズをサポートしないようにと訴えたとの旨が報じられています。広電局からのIPTV許可証なしでのストリーミング配信が禁止されていることを受けての発言だと思われますが、主張を額面どおり受けるべきか否かについては微妙と言えば微妙です。

ただ、いままで盛大ネットワークは様々な局面において事前に行政側と折り合いをつけてきたのは確か。そのような意味ではこのような複雑な状況がニュースとして報道される事自体、以前とは若干違った現況を示しているとも受け取れます。広電局は以前からの付き合いがある文化部や、新聞出版総署とは確かに違った側面を多々持っていることでしょう。

今後、如何なる形でビジネスモデル、または行政側との”調整”がされるのか注目されるところです。

【参照URL】
 http://news.ccidnet.com/art/3285/20060424/522415_1.html
 
 http://www.cctv.cn/default.shtml