[RMT]更なる議論が進むバーチャルアイテムの所有権

 いまやオンラインゲーム大国とも言える中国ではオンラインゲーム先進国である韓国と同様にバーチャルアイテムの所有権に関する議論が進んでいる。04年10月初頭に開催されたChina Joyでもオンラインゲームパブリッシャーの大手各社や行政幹部、上海交通大学教授が参加の元、同テーマに関するラウンドテーブルが開催された。その前にも既に北京中関村の海淀法廷では、バーチャルアイテムの所有権はプレイヤーにあるとしたが、その姿勢は新聞出版総署でも変わらないようだ。既述のラウンドテーブルにおいて、同署の副司長 寇氏は次のようにコメントしたと言われる。

「バーチャル財の保護は法的に保障される必要があるが、実質的な法整備にはまだしばらくの時間がかかる」
http://games.sina.com.cn/newgames/2004/10/100952195.shtml

予測では現行におけるバーチャル財貿易の規模は10億元(約130億円)といわれており、これらの取引からは税金は一切支払われていない。このような状況からも法的整備を行い、新たな財源としていくのが、行政としては最重要課題であると思われる。