中国ヤングの間で『コスプレ』流行中

 中国ヤングの間で『コスプレ』がまさに流行中だという。もっとも、いわゆる大きいお兄さんご用達の『コスプレ』というよりは、日本における第1期アニメブーム(宇宙戦艦ヤマト銀河鉄道999)のときのアニメファンクラブ的のりの活動である特徴が強い。

 参加者のうち約80%の年齢層が15歳〜25歳で構成されており、活動の中心も大学のアニメ研だ。特に有名なのが人民大学の『臨界動漫』、首都大学の『真相劇団』、そして理工大学の『黒白』など。『コスプレ』の対象となるアニメのうち78%が日本のアニメ作品だ。
http://game.china.com/zh_cn/news/news3/507/20041208/12002595.html
 

 ここでもジャパニーズポップカルチャーの底力が伺われる。特記すべきは、文脈全体に感じられる70年代後半から80年代前半の日本でのアニメマニアのようなのり。今後、こういった人材がどう化けていくのかが最も注目される。
 筆者自身も最初のコスプレ鑑賞体験が02年10月の北京で、ということもあり、あの『のり』とTGSでの『のり』の違いにはかなり物凄いギャップを感じたものでした。まあ、北京での『のり』は、レトロ的でしたが。ビックサイトでの『のり』はこれらとは更に違うものなんでしょうねえ。米国のファンフェスタとかも。また、ChinaJOYでは、コスプレ大会と称しながら、実際は各ブースごとのキャンペーンガールをかねていたりして、ちょっとコスプレのボランティアリズムとコンパニオンのプロフェッショナリズムを取り違えているような気もします。ただ、この中華風コスプレがどのように発展していくかは非常に気にかかるところですが。