[アカデミック][社会]ゲームによる暴力性、中国でも懸念

 最近、お茶の水大学の坂本章教授によるゲームと暴力性に関する研究の最新結果について話題となっていましたが、同様のテーマで中国においても研究が進められています。北京師範大学の沈倚云教授の研究においてもまだ仮説段階ではありますが、現在多くの中高生がネットカフェなどで『カウンターストライク』、『バイオハザード』などにはまり、一旦バーチャルな世界に魅了されるとそこから抜け出せなくなってしまうこと、ゲーム内で攻撃的な内容のゲームをプレイし続けることで、日常生活でもより攻撃的になってしまう傾向などが指摘されています。中国行政はインターネットカフェを原則として未成年を立ち入り禁止にする、青少年専門のネットカフェの設立を促進するなどをしている他、健全なゲームの普及を目指す、グリーンゲーム運動などを進め、今後もオンラインゲームが中国国内で健全な形で発展するよう、様々な施策を施しているところです。

【参照URL】
http://202.108.248.116/tm/030703/030703_100840.html