[抗日]『抗日OL』中国では「シリアスゲーム」として認識される

 以前、宝徳と共青団との連携でMMOG『抗日(暫定タイトル)』を開発中であるという件は紹介しましたが、そのプロジェクトがオープンβにたどり着きました。正式名は、『抗日OL』。サイト名も『PKJP』ということで微妙にぶっそう。中国のひとたちは、戦後60周年記念ということで、同作品を『グリーンゲーム』として認識されているようです。[http://games.enet.com.cn/article/A1120050822009.html:(グリーンゲーム『抗日OL』青年報が強く推奨) 
『グリーンゲーム』とは、中華人民にとって健全で、文化的な情操教育にも役立つようなコンテンツの総称で、単なるエンターテインメントの枠にはまらない別の側面での価値があるゲームの事を指します。『グリーンゲーム』と称しているだけあり、MMOキャンペーンについては、廬溝橋事件や華北大捷での戦いからはじまり、抗日戦争の勝利まで、歴史的事実を踏襲するように開発されたとのことです。メインターゲットは、中学高校生といった青少年。抗日戦争(日中戦争)を正しく理解し、反ファシスト意識、抗日精神、並びに中国愛国精神を向上させる、という目的があるとのこと。自らプレイしているわけではないのでなんともいえませんが、これが中国版シリアスゲーム第一号といったところでしょうか? 先日も紹介したように、抗日ゲームは技術革新が進むのとほぼ同時進行でゲーム開発が進んでいます。金山の『抗日地雷戦』もしかり、歓楽億派の『抗日上海灘』もしかり。ただ、今回は歴史的認識を生徒や学生に理解させたい、といった強いビジョンがあるため、単なるエンターテインメントという枠を超えているのは事実です。日本人もプレイできるのでしょうか?気になるところです。オフィシャルサイトはこちら
[http://bbs.pkjp.com.cn/抗日OL