[中国独自コンテンツ]2007年の金庸作品は『倚天屠龍記』

 『金庸的江湖』(金庸オフィシャルサイト)によると、本年撮影中の『神都侠侶』に続き、『倚天屠龍記』が全40話構成で製作される可能性が濃厚になってきているようです。『倚天屠龍記』とは、金庸の代表作ともいえるコンドルトリロジーの最終作。
射都英雄伝』、『神都侠侶』のようにそれぞれのキャラクターが直接的につながるような続編ではなく、主な舞台は、これらの話が伝説化した100年後の時代。機動戦士ガンダムシリーズでいえば、一年戦争などが伝説化した『機動戦士ガンダムF91』の時代設定といえば、わかりやすいでしょうか。
 ただし、物語の主軸は究極の技といわれる『九陽真経』とそれを手にする門派同士の争いと、明教を中心として、漢民族しいては中国の支配者となったモンゴル族との戦いなどが中心に描かれる大河的なものになっているだけにいままでにもまして壮大な作品として仕上がる事が期待されます。これでCCTV版のコンドルトリロジーが完結する、という意味で、折りしも次世代機の台頭が進行する時期ということもあり、ゲームやモバイルコンテンツ等も含む他コンテンツとの連携などについても非常に期待される動きであるといえるでしょう。

【参考URL】
http://www.jinyong.net.cn/