[RMT]中国人留学生1億円送金が示す『ゲーム内労働者』問題

 先日、RMTでの送金が資格外活動であるという理由から、「中国人留学生」が逮捕されましたが、そこで明らかになった送金金額が、なんと!1億円。すでに1億5000万円ほどの「売り上げ」を達成していたということでです。また、1ヶ月で600万円だったという事実も報じられている事を考えると、売り上げの伸び率も「順調」だったということでしょう。
 ここからはあくまでも憶測に過ぎませんが、この売り上げ規模から想定されるのは、彼は「送金屋兼仲介屋」で実働部隊は中国にいるのではないか、というところです。日本に数名、このような位置づけのスタッフが常駐するだけで、中国との「国際分業」は容易に達成できます。つまり、実働部隊が「生成」しているアイテムを仲介屋スタッフが受領。オークションで、販売、現金化し、報酬や、組織収入を送金、といったところでしょうか。中国ではRMTで生計を立てている人たちが50万人という報告がありますが、これらの現状も含め、深刻な国際問題となりうる要素がはらんだ事件であると思います。つまりこれらの金額はバーチャルな世界であるということを隠れみのとした外国人による実質上の不法労働を容認していることと同意だからです。

【参照URL】
ネット仮想追加を資格外売買、容疑者として中国人留学生逮捕

組織化するRMT活動