[企業戦略][携帯コンテンツ]日本老舗メーカ続々参入で俄然注目度が高まる中国携帯ゲーム市場 その1

以前、スクウェアエニックスとソフトスターの合弁企業であるスクウェアエニックスウェッブスターから『恋のIQ』というゲームでの中国におけるゲーム運営が進み、話題となっているという旨を紹介しましたが、これまでもインデックスや、株式会社ダイスをはじめ様々な日本の携帯ゲームメーカやパブリッシャーは中国携帯市場で活躍を進めてきました。とくに株式会社ダイスは早期から中国で既に安定した人気を集めていた「ちびまるこちゃん」に着目し、作者から著作権許諾をうけた上で03年初頭より『動漫小桜桃子』として運営を進めています。また、 04年2月にはZwei』などを皮切りに既にパッケージ市場で進出済みだった日本ファルコムが、海賊版として既に人気が定着していた『イース』で中国携帯市場に進出することを発表し非常に熱い注目を浴びていました(04年2月26日付のプレスリリースを参照)
 ただ、中国消費者の目を引いたのはアーケードから既に彼らにとっても親しみ深いナムコセガタイトーがそれぞれのコンテンツを北京のスクウェアエニックスウェッブスターネットワークテクノロジーに対しライセンスすることで合意して以後のようです(04年9月22日付のプレスリリースを参照)網易遊戯チャンネルのコラムでは、これら日本老舗企業の参入は消費者にとっては当然喜ぶべき事だし、運営側にとっても消費者層の裾野の拡大は、中国携帯コンテンツ開発メーカにも恩恵を促すだろうと推測しています。たしかに3G携帯の普及が進むのは将来的には必然であるため、それを当然とも言えます。ですが、まだまだ課題も多そうです。最近中国総合ゲームサイトなどで『ストII』の携帯コンテンツに関する情報をバナーなどでみかけましたが、Capcom社のIR情報にはその事に関してまったく目にすることがありません。また、着メロや着受けに関しても、パチモノ無料サーバも多数存在し、多分許諾をとってなさそうな、有名なグラビア系の方々の画像なども散見されます。また『DIY採信』は説明などを読む限りネット上で気に入った画像をそのままメールにしてしまおうという大胆な技術のようで、このようなモノが非合法的な活用方法で使われないのか懸念されます

【参照URL】
公式ホームページ
株式会社ダイス
http://www.dice.co.jp/mobile_page/mobile1.html
株式会社スクウェアエニックス
http://ir.square-enix.co.jp/j/
日本ファルコム
http://www.falcom.co.jp/kaisya/ir/
http://game.163.com/game2002/editor/040922/040922_262490.html