[企業戦略]金山、華義国際中国事業部を買収

事業として飽和状態がささやかれ始めている中国オンラインゲーム産業ですが、本件はそれを如実に表す報道です。中国総合ソフト開発企業であり、戦略事業の一つがオンラインゲームサービスである金山(英語名:Kingsoft,以下、金山)が15日、華義国際中国事業部を買収する旨を発表しました。

華義国際といえば、JSSの『ストーンエイジ(中国語名石器時代)』を台湾、及び中国に展開し、オンラインゲーム黎明期のトップを走ってきた企業です。最近は『三国無双』的モチーフを感じさせる『鉄血三国』をUnreal2.5エンジンで実現すべく開発を進めていました。ただ、買収が進んでからそれらの資源を金山がどこまで活用していくかは謎です。すくなくとも現在同時接続者数が2万人程度に落ち込んでいるものの、キュートなキャラが売りの『ストーンエイジ』のようなタイトルが金山のラインナップに加わるという事は同社のゲームポートフォリオとしてはプラスでしょう。 今後の動向が気になります。

[参照URL]

http://www.iresearch.com.cn/html/online_game/detail_news_id_24212.html