2005-01-01から1年間の記事一覧

[反日]中国国内開発のゲームに見る奥深い抗日意識

もともと中国や台湾での滞在経験があり、友人も多く持つ筆者にとって、あまり話題にしたくない内容なのですが、これだけ反日運動が取り上げれる中、触れずにいられないのが、中国人民に根深く存在する抗日意識です。反ではなく抗となっているのは、日本その…

[企業倫理]最先端情報が伝わりにくい中国ゲーム開発者コミュニティのGDC報告会で、株式会社トーセ上海(東星軟件)の総経理がスピーカとして貢献

網易遊戯チャンネルが、3日に上海にて、上海ゲーム開発者協会(SGDA)によりGDC報告会が開催された旨を報告しましたが、その中でGDCのビジネス&法律セッションにおいて自ら発表をした東星軟件のChigusa Shigeru氏がここでもスピーカーの一人として講演…

[企業戦略]中国大手ポータルTom Onlineがインド携帯ゲーム開発メーカの大手IndiaGamesを買収

これも既出の情報ですが、中国大手ポータルであるTom.comがインド最大の携帯コンテンツ開発メーカであるIndiaGamesの株式80%強を取得し、事実上買収しました。(04年12月7日)なぜにインドという声が聞こえてきそうですが、同社はハリウッドと密接な関わりが…

[企業戦略]香港Firedog Studioが月刊漫画誌『Spped Up』を香港で発売中!

1ヶ月の放浪を経ての第1報がコレです。Firedog StudioはXboxの『ビストロ・キューピット』(以下、『ビストロ』)のオリジナル版をPC用に開発したゲームスタジオ。もともと同人誌を製作していた仲間が立ち上げたゲーム工房だっただけに、今回の漫画雑誌へ…

[企業戦略]スクウェア・エニックス、ソフトスター(WebStar)との合弁解消に関するさっくり読み

アジアオンラインゲームカンファレンス2005開催の最中にとんでもない事が起きました。スクウェア・エニックスとソフトスター系列であるウェッブスターとの合弁解消という一大事件です。相変わらず、時間も予算もないので、これらの事件に関するさっくり読み…

[企業戦略]盛大ネットワーク、新浪への『戦略的投資』の背景に『インベスタマー』的精神?

『インベスタマー』という言葉はライブドアがよく使う造語だが、その線で行くと盛大ネットワークの新浪への戦略的投資の背景にはインベスタマー的精神があったようだ。25日に新浪の『盛大ネットワーク新浪株買収専門ニュース覧』に掲載された記事によると、…

[企業戦略]フジ、ライブドアの『敵対的買収行為』に対し徹底抗戦、新浪、盛大ネットワークの『戦略的投資』を歓迎

ここまで、基本的にパラレルで進んできた、中・日の新興企業によるメディア企業買収劇だが、各企業の対応に若干の違いが出てきている。新浪のスポークスマンが19日以降の沈黙を破り、発表した内容によると、事前に新浪側の取締役会との密接なコミュニケーシ…

[企業戦略]パラレルで進む日・中メディア企業買収劇

ライブドアのニッポン放送買収劇にパラレルして盛大ネットワークの新浪買収劇がすすんでいるが、応戦策もほぼパラレルで展開している。23日のフジテレビによる、”ポイズン・ピル”戦略での応戦という発表に足並みをそろえるかのように新浪も盛大ネットワーク…

[企業戦略]盛大ネットワーク、Sina.com買収劇とその後の中国メディアの扱いに見る一考察

19日、米国ナズダック市場で中国IT産業ウォッチャーにとって衝撃的な事件が起きた。盛大ネットワークが中国最大のオンライン総合情報ポータルである新浪(Sina.com)、の公開株式20%あまりを取得し、即日中に筆頭株主となったのだ。新浪は日本で言えばYahooに…

[企業戦略]株式会社コーエー『三國志オンライン(仮称)』シンガポールで開発に関するさっくり読み

株式会社コーエーのホームページにおいて、同社がシンガポールとフランスにあらたに開発または、営業拠点を設立。シンガポール法人においては『三國志オンライン(仮称)』の開発を進めると発表しました。例によって深読みする時間などはないので、その件に関…

[企業戦略][オンラインゲーム]新浪NC運営の『リネージュII』同時接続者数の平均は約65,000人

新浪(英語名:Sina.com以下、Sina)は、同社ホームページで発表した2004年度年次リポートで、現在NCソフトとの間で設立した合弁企業、新浪NCが運営する『リネージュII』の同時接続者数が商業サービスを開始してから、平均して65000人であることを発表し…

[企業戦略][ハード]PS2値下げで試みる需要拡大

ソニー中国は、同社ホームページでPS2の価格を従来の値段から500元ほどの値下げをすると発表した。もともとグレイ市場で流れていたハードが1800元〜2500元程度だっただけに、この値下げが正規ゲームハードにおける市場拡大に貢献するか、注目される。そこ…

[行政][メディア]『欲望の門』報道で自主規制を呼びかける中国メディア

中国においては、様々な面で規制、検閲というのがあり、その多くのの規制もかなり、不定期に変更されるため、いまだ名目上法治国家、実質上人治国家という側面をまだ抜け切れないというのが実情です。これは海賊版問題や、税制など多くの課題となってきてい…

[企業戦略][メディアミックス]『Lovers』のオンラインゲーム化がすすむ万向通信のこれからの戦略は?

『ポケモン』や『機動戦士ガンダム』、古くは『ミクロマン』と、日本におけるメディアミックスの歴史は長いですが、中国でも昨今、多くのゲームパブリッシャーがメディアミックスを意識した戦略をとるようになりました。もっとも有名なのは金庸という作家の…

[企業戦略][携帯コンテンツ]日本老舗メーカ続々参入で俄然注目度が高まる中国携帯ゲーム市場 その1

以前、スクウェアエニックスとソフトスターの合弁企業であるスクウェアエニックスウェッブスターから『恋のIQ』というゲームでの中国におけるゲーム運営が進み、話題となっているという旨を紹介しましたが、これまでもインデックスや、株式会社ダイスをは…

[企業戦略]ガマニアモデルの普及は中国オンラインゲーム産業にどのような影響を与えるか?

04年のブロードバンド推進協議会オンラインゲーム研究会主催の第2回オンラインゲーム専門部会にてガマニアデジタルエンタテイメントの浅野氏が、同社運営開発の『巨商伝』は、いわゆるカジュアルゲームではなく、一般的なMMOGなのにも関わらず、参加は無…

[コンテンツ]『ゲットアンプト』上海地下鉄マップを追加!

中国で、『BnB』に続きもっとも人気があるといわれる日本サイバーステップ株式会社開発、盛大ネットワーク運営の『ゲットアンプト』(中国語名『熱血英豪』)に上海地下鉄のマップが追加された。今後他国で同マップが活用されるかどうか定かではないが、デザ…

[コンテンツ]『Half-Life2』公式攻略本の販売開始

19日から中国主要都市で『Half-Life2』公式攻略本の販売が開始された。同書は詳細マップ記載の他、『Half-Life』開発時から現在までのゲーム業界における歴史の流れについても解説している。22日から中国語版『Half-Life2』の発売が控えており(それまでは、…

[産業]IDG/CGPA2004年、中国オンラインゲーム産業規模は24.5億元と発表

19日、新聞出版総署などの主催で中国初のゲーム産業年次会が開催され、その会合にてIDG/CGPAによる産業調査の結果報告が行われた。網易遊戯チャンネルが報道した。2004年のオンラインゲーム産業規模は24.5億元となった。また、本調査により選出された、2004…

[コンテンツ][企業戦略]中国発の成人向けMMOG、開発進行中。

網易遊戯チャンネルyは、14日、中国発の成人向けMMOG『欲望之門』の開発が、北京飛凡互動科技有限公司により進行中であると報道している。すでに米国、台湾支社との分業のもと、2年6ヶ月の開発期間を費やしている。 「人の本質、パッション、欲望」などをテ…

[行政][海賊版]香港でのダウンロードサービス初の逮捕者に見る中国海賊版への取り組み

物理的海賊版の圧倒的な影に暗躍をつづけていたFTPやピアトウピア系の一連の非合法活動であるが、ついに行政がこれらの動きも止めるべく動き始めた。香港で無料コンテンツダウンロードサービスを行っていた38歳の男性が、著作権侵害の疑いで逮捕された…

[コンテンツ][海外]『ドラゴンボール』シリーズ累計700万本突破

なぜか、欧米の情報が中国メディアから発信されている、というのがしっくり来ないのですが、中国の大手ゲーム情報メディアによるとATARIにより欧米にて販売されている『ドラゴンボール』ゲームのシリーズ累計が700万本を突破したとのことです。ATARIの…

[行政][イベント]第3回China Joy再び上海にて開催

昨年10月7万人以上を動員した、第3回 China Joyが再び上海にて開催されます。日時は、7月21日〜23日。会場は前回と同じく上海新国際博覧センター。前回と同様、ゲームテクノロジーカンファレンスや、ラウンドテーブルなども同時進行で開催されます。ますます…

[RMT][行政]中国法廷、二審でもバーチャルアイテムの個人的所有権を認識

04年12月16日、日本の高級裁判所にあたる北京市第二中級人民法院にて、高級裁判所としては、中国法曹史上初となる『バーチャルアイテム盗難事件』(一審は2003年12月16日に開催)に関する第二審が結審し、第一審でのオンラインゲーム運営業者北京北極氷科技…

[アカデミック][社会]ゲームによる暴力性、中国でも懸念

最近、お茶の水大学の坂本章教授によるゲームと暴力性に関する研究の最新結果について話題となっていましたが、同様のテーマで中国においても研究が進められています。北京師範大学の沈倚云教授の研究においてもまだ仮説段階ではありますが、現在多くの中高…

[コンテンツ][携帯]コナミオンライン『ときめきメモリアル』正式サービス開始が中国でも話題に

すこし古い(04年11月)話題になりますが、中国総合ゲームサイト、玩家網(CPLAYER)で、携帯ゲーム版『ときめきメモリアル』の正式サービスが開始された旨を報道しています。カンダムオンラインの『UGO』も同様ですが、日本でしか楽しめないにもかかわらず(…

[行政][人材育成]新聞出版総署、中国五拠点にオンラインゲームテクノロジーイノベーションセンターの設立を検討中

04年12月に香港政府情報科技弁、生産力推進局、貿易発展局主催、香港ゲーム工作委員聯合会協賛で開催された『大中華圏(グレータチャイナ)網路遊戯発展、市場及び技術探索フォーラム』にて、新聞出版総署音像電子及網路管理司副司長寇暁傳氏が近い将来、北…

[企業戦略][コンテンツ]『EyeToy Play』正規版、中国でも販売開始

第2回China JoyのSonyブースでも積極的に展開されていた、Eye Toy USBカメラ、及び、対応ソフト『EyeToy Play』が正規版流通を経由して15日より販売されます。海賊版によって、正規版市場がいまだに確立しにくい状況にありますが、海賊版流通では商品自体の…